測定風景

bunseki4.jpg

製造現場での労働者保護のために、作業場における空気中の有害物質の濃度の測定を行っています。
有害物使用作業場の測定
労働安全衛生法・作業環境測定法及び厚生労働省の指針に基づき、以下の作業場等で測定を行っています。
• 粉じんを発散する作業場
• 六価クロムなど特定化学物質を取り扱う作業場
• 鉛及び鉛化合物を取り扱う作業場
• シンナーなど有機溶剤を取り扱う作業場

作業環境測定の流れは次の通りです。
作業環境測定の実施と評価、管理区分の決定

Ⅰ測定
①測定物質の確認
②測定物質の使用場所、時間の確認
作業者の行動範囲の確認
測定物質の拡散範囲の確認
③単位作業場所(測定点)と測定日時の決定
④作業環境測定の実施(A測定・B測定)

Ⅱ評価
①分析
②A測定の結果
③幾何平均値および幾何標準偏差の計算
④第一、第二評価値の決定およびB測定の結果
⑤管理区分の決定

A測定:作業場の気中有害物質濃度の空間的及び時間的な変動の平均的な状態を把握するための測定。

B測定:発生源の近くで作業が行われる場合、A測定を補完するために、作業者の暴露が最大と考えられる場所における濃度測定

A測定点:無作為(ランダム)に抽出する必要があるため、一般的には測定点は等間隔(原則として6m以下)で引いた線と線の交点を選ぶ。

B測定点:作業者の暴露が最大と判断される場所と時間を選ぶ。

管理区分の決定

bunseki4.jpg

    A測定    
 第1評価値
<管理濃度
 第2評価値
≦管理濃度
≦第1評価値
 第2評価値
>管理濃度
 B測定   B測定値<管理濃度  第1管理区分    
管理濃度
≦B測定値
≦管理濃度× 1.5
   第2管理区分  
  B測定値
>管理濃度× 1.5
     第3管理区分

それぞれの測定点の分析結果から、第1、2評価値を計算し、B測定値と合わせて上記の表から管理区分を決定します。

作業環境測定の評価に基づいて行う事業者の措置

作業環境測定の評価に基づいて行う事業者の措置

bunseki4.jpg

測定   評価  
測定の結果の記録の保存(安衛法第65条第1項)
測定の評価の記録の保存(安衛法第65条の2第3項)  
 第一管理区分  作業環境管理が適切であると
判断される状態
 第二管理区分  作業環境管理になお改善の余
地があると判断される状態
 第三管理区分  作業環境管理が不適切である
と判断される状態


作業環境測定項目

bunseki4.jpg

 作業環境測定項目
液体捕集方式     クロム酸(クロム酸ミスト)【クロムめっき、クロメート、エッチング等】
 フッ化水素
 シアン化物
 ホルムアルデヒド
検知管方式     トリクロロエチレン
 1.1.1-トリクロロエタン
 テトラクロロエチレン
 シアン化水素
検知管方式
  
 混合有機溶剤(シンナー類)  【塗装、印刷、乾燥等】
 メタノール(乾燥等)
 ジクロロメタン(洗浄、乾燥等)
ろ過捕集方式      鉱物性粉じん
 鉛
 カドミウム
 マンガン
 ニッケル
 制御風速測定(2点)

大気測定項目

bunseki4.jpg


測定項目   分析法
 ニッケル化合物  ICP法
 クロム化合物  ICP法
 窒素酸化物  吸光光度法
 硫黄酸化物  吸光光度法
 シアン化合物  吸光光度法
 塩化水素  吸光光度法
 有機溶剤  ガスクロ法
 トリクロロエチレン  ガスクロ法
 テトラクロロエチレン  ガスクロ法
 ジクロロメタン  ガスクロ法
 ふっ化水素  吸光光度法
 鉛  ICP法
 塩素  吸光光度法
 クロロホルム  吸光光度法
 アンモニア  吸光光度法


測定項目・料金などについては環境科学研究所までお問い合わせください。